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CSSを使って、窓ガラスから、前の通りをのぞいたような効果を実装してみる

最近、CSSでオブジェクトを反転できることを知り、どんな風になるか確認してみました。その確認のため作成したサンプルがこちらで、「窓ガラスから、前の通りをのぞいたような効果」を目指しています。

ただ、これには一応元ネタがあって、数年前見かけた、カロリーメイトからの視点で作られたCMをお手本にしています。
『カロリーメイト』受験生応援シリーズ新CM 変化した受験生たちのリアルな姿を描く – ORICON NEWS
scale()を使って、オブジェクトを反転
で、反転させるCSSですが、scale()の引数に、マイナスの値を設定することで反転します。
今回は、テキストを反転させていますが、多分画像なども大丈夫だと思います。
<style>
// かっこ内の二つの引数は、X軸方向とY軸方向を設定します。
// 今回は、X軸方向のみ、中央を基準にして反転させています。
.copy {
display: flex;
justify-content: center;
align-items: center;
height: 100%;
overflow: hidden;
transform: scale(-1, 1);
}
</style>
<div class="copy">
<h1>
open mon - fri
<br>
10:00 - 18:00
<br>
close sat sun
</h1>
</div>
blur()を使って、手前をぼかす
あと、遠近感を出すため、奥の写真に焦点を合わせるようにしています。手前にあたる文字は、blur()を使ってぼかしています。この手のぼかしは、以前はtext-shadow()だったと思いますが、blur()の方が使いやすく、見た目もいいですね。
<style>
.copy {
display: flex;
justify-content: center;
align-items: center;
height: 100%;
overflow: hidden;
transform: scale(-1, 1);
}
h1 {
filter: blur(2px);
font-family: 'Bree Serif', serif;
font-size: min(8vw, 120px);
line-height: 1;
text-align: center;
color: #ffffff;
text-transform: uppercase;
white-space: nowrap;
}
</style>
<div class="copy">
<h1>
open mon - fri
<br>
10:00 - 18:00
<br>
close sat sun
</h1>
</div>
完成度を考えると画像で作った方がいいけれど、動かすことができるのがメリット
とはいえ、完成度を考えると、PhotoshopやIllustratorで作った方がいいのは間違いないです。ただ、CSSを使うメリットとして、画像を差し替えたり文字を差し替えるのがラクというのがあります。
例えば、背景の写真をスライドさせたり、アニメーションを設定すると、また違った効果を望めると思います。