求人の探し方

ここでは、クリエイティブ系の求人を、どうやって探すのかをご案内します。

一口に探し方といっても、未経験者と経験者、都会在住と地方在住では、まったくアプローチが異なります。今回は、わたしの体験を元にお伝えしていますが、この方法しかないということではないので、転職経験者からのアドバイスの一つとして参考にしてください。

また、ここでいう都会とは、首都圏の他に、ある程度の人口の固まっている都市圏を想定しています。具体的には、東京を中心とした首都圏、名古屋、大阪、福岡などをイメージしてください。あとは、そういった地域に通えるエリア、例えば大阪に通える京都や奈良も、都会に入れています。

未経験者の方は、とにかく経験を積むこと

まず、未経験の方に必要なのは、制作会社での実務経験です。ですので、雇用形態や業務内容にこだわらず、どんな仕事であっても入社することを最優先にしてください。もちろん、正社員の方が待遇は良いのですが、未経験のまま正社員に応募しても、採用までたどり着くのはハードルが高く、かなり難しくなると思います。
また、一社の応募で採用されるかどうかもわからないので、条件に合う会社があったら、とりあえず応募するくらいの気持ちを持ってください。

未経験者:都会在住編

次に、未経験者で、都会に住んでいる方は、転職サイトに登録して求人を探しましょう。人口が多いだけあって、制作会社の数も多いですし、結果的に求人サイトにも多くの求人が載っています。また、転職サイトというと、リクナビやマイナビなどを想像するかもしれませんが、制作系の求人に特化しさサイトもあります。そういった専門の求人サイトの方が求人数も多いですし、細かな条件での検索もできるので、まずはそういったサイトに登録し、自分に合った求人を探しましょう。

オススメ求人サイト『Green』

https://www.green-japan.com/

昔は、クリエイティブ系の転職サイトというとFindjobでしたが、今だと、Greenをオススメします。このGreenの特徴は、やっぱり掲載されている求人数の多さです。また、細かな業種で検索できたり、未経験者でも応募可能かどうかのチェックもあるので、自分のスキルに合わせての検索ができると思います。
あと、これはGreenだけではなく、転職サイトでは一般的な機能ですが、サイト上での書類作成・応募が可能なので、在職中の方にも使いやすいと思います。

未経験者:地方在住編

次に、未経験者で地方での就活を考えている方ですが、都会に住んでいる人に比べると、かなりハードルが高くなります。というのも、まず地方だと、都会に比べて制作会社の数は少ないです。ということは、求人数も少なくなります。
ですので、通常の転職サイトだけでなく、Greenのようなクリエイティブ専門の求人サイトでも、地方の制作会社での求人が紹介されることは、ほぼありません。また、転職サイトに求人を載せる場合、無料ではなく、それなりの費用がかかるので、資金力的な面からも、転職サイトへ求人を載せにくい状況となります。

じゃあ、どうするかですが、まずは自分が住んでいる地域にある制作会社の、自社サイトから応募する方法です。

今の時代だと、どの都道府県にも、いくつかの制作会社はあるので、検索エンジンで「○○県 ホームページ制作」などで検索します。そうすると、いくつかの制作会社が見つかるはずなので、求人ページを探してみてください。まずは、そこで求人があるかどうか、そこで確認してみましょう。そして、もしそのページで、条件に合うような求人があれば、まずは応募してみてください。

会社によりますが、制作会社は人手不足なので、いくつかの求人があると思います。地方とはいえ、雇用形態が正社員だと実務経験を求められることが多いのですが、アルバイトだったら、未経験でもOKな会社もあります。また、実務経験が必要と書かれていても、きちんとスキルを示すことができれば、面接まで進める可能性もあります。

あと、求人ページがなかったとしても、お問い合わせフォームから問い合わせてみると、『とりあえず、ポートフォリオを送ってみて』と言われることもあります。ですので、気になる会社があったら、まずはアプローチをしてみましょう。

あとは、ハローワークサイトでの求人検索です。先ほどふれたように、転職サイトに求人を掲載するには費用がかかりますが、ハローワークは、無料で求人を掲載することができます。ですので、地方の制作会社だと、ハローワークで募集していることも多くあります。例えば「デザイナー」や「Web制作」といったキーワードで検索すると、求人を募集している会社を見つけられるので、地方の場合はハローワークサイトも活用してください。

経験者:都会在住編

次に、経験者で都会に在住している人が転職するときは、転職サイトでの転職が中心になると思います。また、未経験とは違って、ある程度の制作実績もあるはずので、ポートフォリオも作りやすいはずです。

他には、知人を通して転職する、リファラル転職、リファラル求人というのもあります。このリファラル採用は、ある企業に勤めている社員が求職者を紹介するというもので、求職者にとってはどんな仕事をしているか、自分のスキルに見合っているかというのがわかりやすい特徴があります。また、費用もかからないので、今後、こういった転職が増えるかもしれません。

経験者:地方在住編

最後に、地方在住で、他の制作会社へ経験者として転職する場合ですが、やっぱり制作会社のサイトから応募することが多くなると思います。また、地方在住であっても、ある程度経験を積むことでポートフォリオを作りやすいので、未経験での転職よりは、だいぶ動きやすくなります。また、未経験の場合と同様に、地方の場合はハローワークサイトも活用することになると思います。

ただ、地方で転職する場合の注意もあります。先ほど触れたように、地方は制作会社の数が少ないので、会社同士で、交流がある場合が結構あります。もちろん、転職は労働者の権利なので、他の会社に転職するのは問題ありません。ですが、勤務中の態度が悪かったり、退職の仕方がまずかったりすると、転職のときに悪影響を及ぼす可能性もあります。