未経験からでも転職できるの?

デザイナーなどの求人情報を見ると、未経験者可という求人があります。初めて制作業界への転職を行う人にとっては非常に魅力的な内容ですが、この未経験者という条件を勘違いしている人も多くいます。

初心者と未経験者は、まったく異なります。

普通に考えると、初心者と未経験者は同じように思うかもしれませんが、制作系への転職においては、初心者と未経験者は全く異なります。

具体的には、『デザインやプログラムなどを仕事して行ったことはないが、ソフトの使い方、HTMLやCSS、JavaScriptを用いた一通りの作業はできる』というのが未経験者となります。

逆に、『これまで、デザインソフトもプログラムも、全く使ったことがない』というのが初心者となります。

そして、制作会社は学校ではないので、一からスキルを教えてくれることはないと思ってください。

ですので、制作会社への転職を考えている場合、基本的なスキルを見に付けて、それをしっかりとアピールできる必要があります。

求められるスキルとは

ここで気になるのが、どの程度のスキルが必要か、ということですが、これは応募する求人、年齢、これまでのキャリアなどで様々だと思います。
例えば20代前半ならハードルは低くなりますし、30代に入ると制作のスキルに加えてマネージメントのスキルも必要になるかもしれません。
ですので、今回のすきるは、一例と考えてください。

デザイナー

デザイナーとして働く場合、デザインソフト、Photoshopの使い方はしっかり覚えておく必要があります。どの程度ですが、一つのサイトをしっかりとデザインできるレベルは欲しいです。
また、画像の切り抜きやアイコンの作成などでパスを用いるので、ペンツールもしっかりと使える必要があります。

また、その他にコーディングのスキルも必要です。以前は、デザイナーはデザインだけを行い、コーダーがHTML、CSSに起こす作業を行っていましたが、今はデザイナーが両方行います。
ですので、HTML、CSSについてもマスターしておく必要があります。

プログラマー

プログラム言語には多くの種類がありますが、Web系の場合はPHP、JavaScriptが使われます。

また、現在では一から開発するより、既存のフレームワークを用いた開発が一般的です。フレームワークにも多くの種類がありますが、PHPではLaravel、JavaScriptだとVue、Reactなどがよく使われています。

イラストレーター

ソフトではなく絵を描くイラストレータですが、この場合は特殊。
というのも、イラストレーターは描くイラストのタッチが重要なので、制作会社に所属してイラストのみを担当するというのは、かなり少ないと思います。

ですので、イラストレーター志望の方は、自分のポートフォリオを作成し、自分で売り込んでいく形、いわゆるフリーランスの形になると思います。