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[書籍レビュー] ノンデザイナーズ・デザインブック

ノンデザイナーズ・デザインブックは、その名のとおり、デザイナーでないけれどカッコイイ資料を作れるようになりたい方に向けて作られた書籍です。ですが、デザインの基本的な要素について書かれているので、デザインの勉強を始める方にとっても、最適の書籍の一つです。
もともとは1994年に刊行された書籍なので、色々なサイトで紹介されていたり、今さらという感じもありますが、改めてピックアップしてみたいと思います。

センスとは何か

初めてデザインを勉強するときに困るのが、一体どうやって勉強したらいいか、何を勉強したらいいか、だと思います。具体的には、配色をどうやって決めたらいいか、文字や画像などの要素をどうやって配置したら良いか、戸惑ってしまうと思います。
そんなとき、よく「自分にはセンスがないから」という人がいますが、決してそんなことはありません。

これに対する明確な答えは自分でもわかりませんが、ことデザインにとっては、「『最適な色を選ぶ、読みやすい配置にする』ということができるスキル」と言えるのではないでしょうか。
そして、デザイナーがデザインを行う際に、こういった作業を無意識で行っている訳ではなく、しっかりとした考えをもって行っています。なので、デザイナーはなぜそのように配置したのか、その理由を説明することができます。
そして、この書籍では、いい具合にデザインするための知識が、紹介されています。

「近接、整列、反復、コントラスト」の四つにまとめて紹介

この書籍では、デザインを行うときの基本的な考えを、「近接、整列、反復、コントラスト」の四つにまとめて紹介しています。この考え方は、デザイナーにとっては有名な要素で、色々なサイトで具体的な説明がされています。

ですが、書籍では、文字、画像、色などを組み合わせたサンプルが紹介されており、レイアウトパターンも数多く掲載されています。もちろん、読むだけでも勉強になりますが、書籍を参考にして手を動かして作成することで、デザインの基本的な考え方を習得することができます。

また、この四原則を覚えておけば、デザインの際に手が動かないということがなくなりますし、少なくとも間違ったデザイン、見づらいデザインにはならないと思います。

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